KiCad公式サイトから2025年2月8日に、バージョン9リリース候補版がダウンロード可能になり、お使いの環境でテストできる状態になっています。

「Copilot PC対応」はAIアプリ化への布石?
特にこのバージョン9からは、最近話題の「arm64対応」版が当初より提供される点が大きいと思います。
AIブームのなか登場した「Snapdragon X」対応がいわゆる「arm64版Windows」で、すでにご存じの方も多いかと思いますが、X64版とarm64版はOSとして別のバージョンになっており、一部のエンジニアリング向けアプリケーションは起動できない、正常に動作しないという事例が少なからず報告されています。
Microsoftからは両OSの互換性に問題はないとコメントされていますが、従来のKiCadでもarm64版では動作しないという話を耳にしていましたので、 今回のarm64対応版のリリースは助かる人も多いかと思います。

さっそく入手してセットアップを行い、現在動作確認など実行中です。
まだインストールしたばかりですが、最初の印象は
「Ver.8シリーズよりちょっと動作が軽いかな?」
といった感じ、だったのですが・・・

PCBエディターのシンボルデザインがまた変わってる(驚)
インストール後の初起動時のライブラリ変換処理はすんなり移行できましたが、これ既存資産のフットプリントデータとかとの整合性大丈夫かな・・・と不安になりながら、今後のブログで取り上げていくテーマを洗い出し中です!
皆様引き続きよろしくお願い致します。
コメントを残す